松江音楽教室の運営報告

11月後半の音楽教室・ピアノ教室のご報告・生徒さんたちのご成長

暮秋の候、朝夕はだんだんと冷え込むようになりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

・生徒さん方のご成長
毎週、ピアノを習いに通ってきている、小学3年生の男の子がいます。バイエルの上巻が順調に進んでおり、左ページがト音記号、右ページがヘ音記号の楽譜が並んでいるところまで進みました。時折、止まったり、間違えたりしてしまうので、「集中!」と横で声をかけていると、ノーミスで弾くことが出来ました。意識が散漫になっていると、指が思うように動いてくれない時があります。そんな時に、集中する方法を知っておくとよいでしょう。
聴音では、ドミソの音を覚えてきたようです。単音と、2つ、3つ同時に鳴る音を聞き分けられるようになりました。これらを定着させながら、ソシレの音に進んで行きます。ソはもう覚えているので、残り2つの音を扱います。これから、数ヶ月シとレに付き合うことになります。しっかりと覚えていきましょう!

バイエル下巻の46番まで進んだ、小学2年生と小学3年生の女の子がおられます。この46番から、突然難しくなり、苦戦しているようです。それまで、左右、8分音符は比較的単調な動きでしたが、右手が8分音符、左手が4分音符で、まったく別々の動きをするのです。こんな時には、片手練習を取り入れます。まず、右手の練習、それから左手の練習、最後に両手を合わせます。そうすることで、だんだんと慣れていって、スムーズになります。まったく急ぐ必要はないので、46番を確実に弾けるようにしていきましょう!

昨年の8月から通っておられる社会人の方は、もう和声の3巻、偶成和音まで進みました。今回は、反復進行の直しと偶成和音の小問題の添削をし、解答をピアノで弾いていただき、最後に和声聴音をします。偶成和音の小問題は、和音記号が示してあったり、両外声が書いてあったり、取り組みやすくなっています。ですから、直す箇所はありませんでした。このまま進めていってください。来年の春までには、3巻を終えて、フランス作家の和声と対位法を並行して進めていきます。和声ー理論と実習ーとは、また異なる響きを持っているので、楽しんで課題に取り組んでいただけると思います。

・新しい生徒さん
和声の通信講座に新しい方が申し込まれました。課題1から課題6まで、自力で解いて送付していただきます。共通音が見つけられなかったり、配分を変えてしまう、ケアレスミスはいくつかありましたが、よくお出来になっております。基本中の基本をしっかりと身につけて、先に進みましょう!

・教室の新しい出来事
新しい聴音課題集と視唱の課題集が届きました。いずれも音楽的に優れた教材なので、積極的に使っていきたいと思います。

朝晩の寒さから冬を間近に感じはじめる季節となりましたが、気温の変化にはくれぐれもご自愛ください。

 

11月前半の音楽教室・ピアノ教室のご報告・生徒さんたちのご成長

冷気いよいよ加わって参りました。皆様、お元気のことと存じます。

風邪が流行っているようです。レッスンをお休みされる生徒さんが相次ぎ、私自身も喉の痛みと熱がありました。無理をなさらぬようお身体にお気をつけてお過ごしください。

・生徒さん達のご成長

音楽学科の大学を卒業され、社会人となった方が、1月に2回ほど通ってきておられます。和声とバッハのシンフォニア、グリーグのピアノ・ソナタを学んでいます。和声はお忙しいようで、時間が取れない、とのこと、教室で課題を1つ一緒に考えながら解いていきます。五線紙に大譜表を書いて、バスを記し、和音設定を行います。それから、根音・第3音・第5音、どのソプラノからはじめると、音楽的なソプラノが作れるか、場合分けして先を見通しながら検討します。その後、内声を埋めて、課題を完成させます。一人では、なかなかそれぞれ場合分けされたソプラノを見通す、という作業ができないので、良い機会だと思います。急がず、じっくり取り組みましょう。ピアノの方は、バッハ、グリーグとも完成してきているので、あとは、発表会やコンクールなどで、人様にお聴かせすると良いと思います。そのような機会を現在、探したり、検討しているところです。

小学五年生の男の子のレッスンがありました。生涯学習として作曲・ソルフェージュなどを学ばれておられ、とても教養のある親御さんが後押しされております。今回も何ら問題なく、聴音・視唱・コード・作曲を学びました。少し時間ができたので、音楽史の知識の整理をします。西洋音楽の各時代の代表的な作曲家はよくおさえており、様々なピアノ曲をご存知です。もしも、より充実させるとしたら、弦楽四重奏をはじめとする室内楽をお聴きになると良いのでは、といろいろと紹介させていただきました。作曲にも活きてくるので、たくさん良い作品を聴きましょう!

メトードローズに入り、隣り合う音を一つ一つ弾いている、年中の男の子のレッスンでした。元気のいい挨拶で、安心して確実にレッスンを行えます。右手、左手だけの練習をしてきたので、両手で一緒に弾くことにチャレンジ!不安そうでしたが、きちんと弾けています。もう少しで離れた音を弾く練習に入ります。お指の形、姿勢などをしっかり身につけていきましょう。その後、きらきら星のメロディーを弾きました。5本の指を使い、強弱もきちんとついて、良く弾けました。表現の基礎を学んでいますが、変化のある音を楽しんで弾いてください。最後に、聴音です。ドミソをいろんな組み合わせや順番で聴いていただきました。順調に進んでいます。次は高いドが待っています。どんどん覚えていきましょう!

・新しい生徒さん
ご自分で作曲・編曲をされ、歌われている方が、ソルフェージュに関心をお持ちのため、わざわざ和歌山から通ってきてくださいました。視唱として、二度から七度の音程を正しくとること、新曲視唱として、課題を二つ、聴音として、単音、和音の聴き取りと、旋律聴音を行いました。それに加えて、ご自分の歌を歌っていただきました。ここでは、声楽のレッスンは出来ないので、発声などのアドバイスは難しいのですが、音程についていくつか助言させていただきました。また、演歌・歌謡曲の一部の編曲も扱うことが難しいので、どのように習ったら良いかということについてアドバイスさせていただきました。これからも歌をたくさん作って聴かせていただきたいです。

・新しい出来事
A3サイズの印刷ができる新しいプリンターが教室にやってきました。それまでのプリンターはサイズ合わせの部分が動かず、A3サイズの用紙が紙詰まりを起こしてしまったりしていました。また、新しいパソコンのドライバーがありません。もう十数年使っていたので、ちょうど良い買い替えどきでした。通信添削の総評やはがきの宛名、オーケストラのスコアの作成に役立ってくれることでしょう。

秋冷日ごとにつのる季節、どうぞお健やかにお過ごし下さい。

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